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グループディスカッション選考の種類

グループディスカッション選考は効果的な手法ですが、テーマを基に学生が討論するというシンプルな選考方法のため、学生が没頭するようなテーマ設定にすることが重要なポイントになります。テーマ設定を誤ってしまうと、選考中に“なぜこのテーマについて討論しているのだろう”と学生が違和感を持つことにも繋がりかねません。運営側は慎重にテーマ設定をしなければならないのです。以下に参考事例をまとめていますので、テーマ設定時の参考にして下さい。

グループディスカッション選考の種類(形式別)

さらに詳しい選考マニュアルや評価シートデータを差し上げます。
お役立ちコンテンツページよりダウンロードください。(無料です)

 

(A)自由討論型

グループディスカッション選考の基本形式です。答えのないテーマに対し、学生がどのように議論するかを評価します。

(設問事例) ・110番、119番通報が有料化されたらどういったことが起きるか
・個性を発揮しやすい企業とはどのような企業か
・「桃太郎」の犬、猿、キジを他の動物にするとしたらどんな動物にするか
・その会社のマスコットキャラクターを作るとしたらどのようなものを作るか
・もし明日から宇宙に行くことになったらどうするか
・100年後に生まれる職業を考える

 

(B)課題解決型

課題を与え、解決策を考えさせるやり方です。課題解決のためには多くの策があります。学生の議論方法だけではなく、解決策に創造性があるかどうかも評価します。

(設問事例) ・がん患者を減らすためにはどうすればよいか
・ペットボトルの水を1万円で売るためにはどうすればよいか
・日本のノーベル賞受賞者を増やすためにはどうすればよいか
・多くの学生に選考を受けてもらえるようにするには企業はどうすればよいか
・バス利用者を増やすためにはどうすればよいか
・徒歩通勤者を増やすためにはどうすればよいか

 

(C)フェルミ推定型(数値推理型)

外資系コンサルティング会社等で出題されることが多い形式です。実際の数値を推測するために、あらゆる観点からの思考と論理的説明が必要です。結論までの論理性や独創性を評価します。

(設問事例) ・日本に自動販売機はいくつ設置されているか
・日本に乗用車は何台あるか
・日本の焼酎消費量の中で20代OLは何割を占めているか
・東京都で今この瞬間にテレビを視聴している人は何人か
・世界で今この瞬間パソコンを使用している人は何人か
・日本の橋の数を求めよ

 

(D)二択型(ディベート型)

二択の意見を用意し、ディベート形式で学生に討論させる形式です。運営側で学生個人の選択肢を設定し、討論から結論を導き出させるものと、学生自身で選択肢を選ばせ、自由に討論させるものがあります。後者の場合、意見が一方に偏ってしまうこともあります。

(設問事例) ・新卒時、大手企業、ベンチャー企業どちらに就職した方が幸せか
・一年のうち、男女が別れやすいのは夏か冬か
・テレビで活躍する芸能人は幸せか、幸せではないか
・一流企業の社員かベンチャー企業の役員か
・自身の10年前の過去に戻るか、10年後の未来に行くか
・住むとしたら閑静な住宅街のマンションかビジネス街の高級タワーマンションか

 

(E)選択型

与えられた選択肢の中から自身が適切だと思うものを選び、チーム内で議論、意見を集約、決定するという形式です。各選択肢の利点・欠点を理解し整理した上で、優先順位をつけていきます。学生の価値観と論理的思考力を評価することができます。またチーム内の結論を出すために、司会進行役のリーダーシップ力も問われます。

(設問事例) ・AKB48の中で新入社員一人を選ぶとしたら誰を選ぶか
・本チーム内でのMVPを決めるとしたら誰か
・成長において大事な人間の感情は何か
・人生において仕事、恋愛、家族の優先順位をつけるとしたら
・10代20代30代40代50代60代で最も充実している年代はどれか
・嵐のメンバーで同僚を選ぶとしたら誰か

 

グループディスカッション選考の種類(業界別)

(A)広告業界

企業が扱うメディア媒体によって、出題傾向も様々です。普段から広告やCM等を注視している学生に対し、自社商品に合わせたキャッチコピーや宣伝方法を考えさせる企業もあります。学生のアイデアの独創性や業界に対する関心度について評価することができます。

<テーマ例> ・テレビ視聴者を増やすためにはどうしたらよいか
・デジタル本を高齢者に購入させるにはどうすればよいか
・新商品の働く女性向けコーヒー飲料に対する宣伝方法を考えて発表せよ
・10年後のネット広告業界について討論し発表せよ

 

(B)メーカー

商品開発や出店計画等、ビジネス上の内容を含む場合が多いです。経営上の問題や商品販売について実際に学生に考えさせることで、その思考経路や独創性を評価することができます。

<テーマ例> ・自社の第二の主力商品を選定し、その販売方法を考えよ
・業界一の他社商品に対抗するにはどうすればよいか
・高齢者向けの新商品の種類、販売方法を考えよ
・当社ロングセラーの商品○○のキャッチコピーを新しくするとしたらどのようなものにするか

 

(C)金融業界

業界上の知識を含んだテーマ設定が多いです。しかし評価時には学生がどれほど業界知識を熟知しているかどうかではなく、出題内容の理解度、その結論の導き方といった思考力や論理性を評価します。

<テーマ例> ・年功序列と実力主義のどちらがよいか、各利点・欠点も考えよ
・学生向けの保険を開発せよ
・不景気・好景気時に金融業界への影響はそれぞれどうなるか
・融資営業時、お客様に対しどんなことに気を付けるか

 

(D)アパレル

接客サービスがメインとなるので、お客様への想いや人材教育に関するテーマが多いです。学生の発言から人に対する価値観や考え方について評価することができます。

<テーマ例> ・好印象な接客サービスとは何か
・顧客満足度向上のための挨拶、身だしなみ、所作について考えよ
・アルバイト社員の評価マニュアルを作成せよ
・店舗売上をネット売上より上昇させるためにはどうすればよいか

 

(E)商社

仕事や人生に対する価値観を問うような抽象的テーマが多くなっています。学生の発言から仕事に対する考え方や働く上でのマインドの置き方、高さを評価することができます。

<テーマ例> ・一緒に仕事がしたいと思えるのはどのような人か
・サラリーマン人生の中でなくてはならないものは何か
・海外で働く前につけておきたい能力は何か
・なぜ働くのか、働いて何を得たいか

 

グループワーク選考の種類

前述してきたようにグループディスカッション選考はテーマを基に学生が討論するというシンプルな選考方法であるため、どうしてもコミュニケーション能力やリーダーシップ能力が高い学生の評価が高くなり、発言量が少なくても的を射た発言をする学生を見落としがちです。また、テーマ設定が非常に重要で、設定を誤ると学生の没頭感が薄れてしまうという欠点があります。これらの欠点を解決するものがグループワーク選考です。

グループワーク選考は豊富な情報を与えた上でディスカッションをさせることができるため複雑性が増し、グループディスカッション選考に比べ、学生の理解力や論理的思考力、発想力などの思考力を評価しやすいという利点があります。よって、発言量が少なくても思考力が高い学生を見極めやすくなります。加えて、一定の情報量を与えるため学生は手ごたえを感じやすく、没頭感が高まりやすくなります。

グループディスカッション選考に比べると、ワーク設計や配布資料作成の準備工数が増すという欠点はありますが、これをクリアできるのであればグループディスカッション選考よりも良い選考となる可能性が高まります。グループワークの種類としては以下のようなものが挙げられます。

優先順位型

例えば与えられた情報を基に、新商品のプロモーションプランについて選択肢の中から優先順位をつけていく、といった内容で行うワークです。絶対的な回答はありませんが、個人で考えの軸を作り、基準を設定します。個人の基準に基づいた順位をグループ内で共有し、グループ全体としての順位を決定・発表するワークです。仕事では、考え方が違うメンバー同士で意見を出し合い、最も成果が出るであろう結論を出すことが求められます。仕事において発信力や協調性などを発揮できるかを推測することができます。
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課題解決型

与えられた情報を基に、お菓子メーカーの新商品を考える、といったテーマで行うワークです。自身で顧客ニーズや市場状況を調査し企画立案を行います。自身の企画内容をグループ内で共有し、グループ内でブラッシュアップした後に企画提案書を作成・発表するという流れが一般的です。自由度が高いワークですが、その反面企画内容の背景や理由が重要になってきます。また、グループで最終的な考えをまとめ、発表する場もあるため、参加者の創造性や個性を把握しやすいことも特徴です。
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個人競争型

上記2つのグループワークは主にチーム間での競争形式ですが、こちらはチーム内で個人が競争する形式です。参加者が会社の各部署の責任者役となり、自部署の部下についてアピールをしあい、全社のMVP社員を選ぶ、といった内容で行います。同じチーム内のメンバーが競争相手となる点が特徴です。利害が一致しない参加者同士が討論するため、なかなか結論まで辿り着けません。そのような状況でも、最後まで諦めることなく、意欲的に取り組むことができるかが重要になってきます。また、他に頼る相手がいないため自分の意見をまとめ、発信する必要性があります。そのため一定のストレス環境下での、取り組み意欲・主体性・発信力等の特徴を評価しやすいワークです。
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